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平等の根拠は何か

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路上で小学生にけとばされることは石の利益ではないなどと言うのは、
無意味であろう。
石は苦痛を感じることができないのだから、石に利益などはない。
石に対して何をしようと、石の福祉にとって何の違いもないであろう。
他方、苦しめられないということにマウスの利益が確かにあるのは、
もし苦しめられればマウスは苦痛を感じるからである。

ある存在が苦痛を感じるならば、
その苦痛を配慮しないというのは道徳の立場からは許されない。
平等の原理が要求するのは、どのような本性の存在であれ、その苦しみは、他のどんな存在に与えられる苦しみであれ、同様の苦しみ――おおよその比較ができる限りにおいてであるが――と等しく計算されるということである。


ピーター・シンガー『実践の倫理』より

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平等の根拠を考えた時、「利益への配慮の平等」が挙げられる。
そして、それは苦痛への平等の配慮であると言える。
「苦痛を感じる生命体」という観点について、私は考えさせられた。
苦痛を感じるか否かで、動物か否かが決まる。
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by epokhe | 2004-10-08 00:51
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