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分裂

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「精神分裂病」というものがある。
精神医学会において、この病名は良くないということで、現在では「統合失調症」という、あまり迫力のない名前になっている。

この「統合失調症」の症状と、「ひきこもり」の人の精神状態は似ている。
統合失調症患者は、自分で自分をコントロールすることができない。
他人とのコミュニケーションができなくなり、感情移入もできない。
人の声は「声」として聞こえず、「音」として聞こえてくる。
周囲の風景は平面の絵のように見え、二次元的である。
自分と事物との間に交流がない。
その他にも、多くの症状がある。

他と関わらないで生きていく「ひきこもり」と、以上の症状には共通点があり、そういった意味で、私は、ひきこもり批評 ~他者との関わりと1つの自我~の記事にて、「心の病と他人との断絶は並行関係にある」と述べた。
他者がいない世界では、分裂したって構わない。
自分だけの世界なら、1つの自我である必要はないのだ。

ところで、この「統合失調症」というのは不思議な病気で、昔々の古代から、ずっと一定のパーセンテージで患者が存在する。
全世界のどの階層をとっても、統合失調症患者の率は同じである。
昔からの古い古い病気であるにもかかわらず、ずっと同じ率で、その率が高すぎる。
人類にとって有害なら淘汰されていくはずであり、他の普通の病気ならそれが一般的であるが、統合失調症に関しては、患者率がずっと一定である。
人類にとって、「統合失調症」には、マイナスの意味と同時にプラスの意味もあるのか。
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by epokhe | 2004-12-12 14:40
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