「ツァラ」
「ツァラ」によると、人間は三段階(レベル)の変化によって成長していく。
①ラクダ
↓
②ライオン(獅子)
↓
③子供(小児)
≪①ラクダ≫
重い荷物を背負って、暑い砂漠を進んでいく。
モラルや理想や義務の重荷に耐えて頑張っていく。
耐えることに喜びを感じる。
自分というものがない。
≪②ライオン(獅子)≫
ラクダが自我に目覚めた時、ライオンになる。
自己主張し、権威に反抗(対抗)する。
己の自由。
強い。
逆らう相手がいる限りにおいて自分がいる、という意味では他者に依存している。
≪③子供(小児)≫
無垢、遊戯、忘却、新しい開始、「然り(Yes、よし)」、という聖なる活動。
自在、自主独立。
何ものにももはや拘束されない。
純粋に自分の存在を肯定できる。
円熟、充実。
必然性と自由の対立がない。
抑圧がない。
世界の必然性と自分が一つになっている。
果たして、私は現在どの段階にいるのだろう。
小児でないことは確か。
獅子かな。
でも、まだモラルや理想や義務の重荷に耐えて頑張っている感じだから、その点ではまだまだラクダ。
生成と消滅。
建設と破壊。
その遊びの中で、まるで何事もないかのように、日々を暮らしている。