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戦争の時代とはなにか―――<帝国>を内乱へ

戦争の時代――①子供という視点の意義――社会の解釈体系の崩壊――何だかわからない(したがって、対処のしようがない)が、たしかにそこにいて、深刻な影響を及ぼしている。

戦争の時代――②われわれはめいめい自分にふさわしい戦争を持つのだ――サルトル『自由への道』

戦争の時代――③それぞれに「わからなさ」を抱え込んでいる。方向・未来の可能性なし=怪物の時代

民族戦争の時代――④現存する社会主義の崩壊、民族を超えるという社会主義的理想の自壊――民族・そして国民国家の露呈=世界大の怪物として

民族戦争の時代――⑤新たな「怪物」の誕生、あるいは古くて新しい怪物の登場

戦争の時代――⑥文明と野蛮の・北と南の分割戦争

戦争の時代――⑦戦争の暴力・性暴力の組織的遂行

「帝国」の時代――⑧経済的グローバリゼーションの安定的展開のための政治的「帝国」構築


【注釈】
<①について>
子供というのは、大人も含めた「子供」である。
子供から始まり子供で終わる。
子供は、教育の中に取り込まれると大人のミニチュアになる。
社会の解釈体系の崩壊とは、怪物描写の文法の崩壊である。
「何だかわからない」、だから怪物であり、いるんだけれど描く言葉を持たない。
その、何だかわからない怪物を、どれくらいその時代のリアルにのせて描けるかが、映画監督や作家や文学者や芸術家らにとってのポイント。
戦争も怪物の一つだが、怪物に関する詳細はこちらをご参照下さい。⇒創造する人間は絶えず新しい怪物を生み出してゆく

<④について>
つまり、方向性のなさ。

<⑧について>
資本主義の拡大=グローバリゼーションは、国家の枠を無化するのではなく、「国民国家」を強化する。
そして、「帝国」の登場。


以下、参考までに。
スルジャン・ドラゴエヴィッチ監督『ボスニア』には、戦争を考えるほぼ全てが含まれている(上記の①~⑦)。
『ボスニア』という映画は、エンターテイメント的要素が欠落している。
反ハリウッド的であり、ハリウッド的な映画の文法を外してしまっている。
つまり、起承転結や解放感がない。
解放感のなさや、むごたらしいあり方が、繰り返し反復される。
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by epokhe | 2005-02-17 16:41
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