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『ミリオンダラー・ベイビー』

品川プリンスに新しくできた映画館にて、今更ながら『ミリオンダラー・ベイビー』を観た。
(レイトショーは1500円なのでお得!)
「ミリオンダラー・ベイビー」の話だと思っていたら、ただの「ミリオンダラー・ベイビー」の話ではなかった。
確かにマギー(モ・クシュラ)は「ミリオンダラー・ベイビー」だったが、単なる「ミリオンダラー・ベイビー」ではなかった。
ボクシング、生、死、神、家族、倫理…等々のテーマがサイドステップしている映画だった。

ボクシングは近年の私にとって極めて身近なスポーツである。
(詳しくは、クラッシュパンチシリーズ及び、←左の記事内のリンク先記事をご覧ください。)
そして、ボクシングという生き方にはただただ頭が下がる。

寺山修司もボクシングへの思い入れが強かった。
彼はボクシングの記者であったことはさることながら、ボクシングを題材にした映画や評論も残している。
大抵の人間にとって、思想を実行するというのは限りなく不可能なことだけれど、唯一、思想を体現できるのがボクサーであると思う。
そして、この『ミリオンダラー・ベイビー』に登場してきたボクサーらも例外なく、見事に思想を体現していたのであった。
私達は、ボクシングの試合のエキサイティングさや、ボクサーのテクニック面での強さに対して憧憬するのではなく、ボクサー自身の精神の歴史や死への精神に対して憧憬するのだろう。
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by epokhe | 2005-06-26 17:49
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