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配偶関係別平均余命 ~あなたにはまだ、生存欲がありますか?~

面白いデータがあります。
厚生労働省統計情報部のデータを眺めていたら、面白いことを見つけました。

結論から申し上げます。
「離別した男性は、一人で生きる力を失っていく。」
「離別しても生き抜いていくのは、女性である。」
つまり、「一人でも寿命を全うできるのは、女性である。」

この尺度となるのは配偶関係ごとの平均余命です。
男女それぞれについて、配偶関係別40歳時平均余命のデータを示します。
(数値だけだと解り難いかもしれない。figureだと顕著。)

【男】
有配偶:39.06年
離別:28.72年
死別:34.95年

【女】
有配偶:45.28年
離別:40.49年
死別:43.32年

女性は、夫がいても、夫と別れても、その後の平均余命に有意差はない。
つまり、女性は二人だろうと一人だろうと、構わず生きる。
それと比較して男性は、もし妻と別れた場合、妻と別れなかった場合より10年も早く死亡してしまう。
つまり、男性は一人になってしまうと、生存しにくくなり早く息絶えてしまう。

現在、有配偶者に対する離婚率(15歳以上有配偶人口に対する率)は59.8%である。
そして、その離婚率は近年上昇し続けている。
ということは、どういうことかというと、生存する意欲を喪失した男性が増加し続けるということだ。

エロスとタナトスという言葉がある。
生への欲求、エロス。
死への欲求、タナトス。
女性がエロスを身につけるようになればなるほど、男性はタナトスを獲得するようになる。

1人で強健になっていくのか。
1人で弱小になっていくのか。
by epokhe | 2005-12-01 00:15
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