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『アメノナカノ青空』 (原題:『…ing』)

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韓国映画『アメノナカノ青空』(原題:『…ing』)を観た。

韓国は発展途上国だろうか?
日本は先進国だろうか?
個人次元では、韓国が先進国で日本が発展途上国なのかもしれない、と思った。

夏目漱石が『現代日本の開化』という本の中で、「西洋の開化(すなわち一般の開化)は内発的であって、日本の現代の開化は外発的である」と日本の開化の特色を分析している。
また、「現代日本の開化は皮相上滑りの開化であると云う事に帰着するのである」ともいい、「事実やむをえない、涙を呑んで上滑りに滑って行かなければならない」「上皮を滑って行き、また滑るまいと思って踏張るために神経衰弱になる」といった結論に達している。

アジアの中で先立って「開化」した唯一の国である日本は、その代償として本質的なものを落っことしてきたのかもしれない。
皮相上滑りの日本は、今後どこまでもつのだろう。
韓国などの、アジアNIESと呼ばれる地域の発展速度具合の方が、結果的にはちょうど良かった、ということも考えられ得る。

上記の視点は、この映画を観て私が勝手に考えたもので、もちろん映画内で直接的に描かれてはいない。
なんてったって、この映画のキャッチは「この冬、たったひとつのピュアな恋」ですから。
韓国人の人間模様を見ていて、人間的に未熟なのは日本人の方じゃないかと思ってしまった。
外身だけ超速で「開化」したはいいが、その分中身が退化したというか、未成熟なままである日本を感じてしまった。

そして、韓国人男性について色々と考えた。
日本人男性とは明らかな差異があると思う。
韓国人男性は感情表現ができる。
これは、現実的にもそうで、実際、韓国人男性とコミュニケーションする時、常に感じることである。
近年、韓国人と知り合う機会が多く、ヨン様フリークのオバサマではないが、韓国人男性にちょっと惹かれてしまう自分を感じる。
先日は、某IT企業社長のBDパーティーがあり、そこでもまた韓国の男性と親しくなった。
なぜなのか言語化するのは機会を改めるが、人間的に魅力的で、男として魅力的なのである。
文化的な背景が重なり合ってそうなっているので一言ではとても言い得ないが、この感覚は何なのだろう。
もちろん、日本で活躍している韓国人は、韓国人の中でも一握りの優れた人達だという条件もあるかもしれない。
考えることは多々あるので、この点については、韓国人男性と生身で交流を深めて洞察していきたいと思う。
そういえば、彼らの「からだつき」も違う。

一方、この映画の監督は若手女性監督である。
海外で上映され評価を得られるような女性映画監督が、果たして日本にどれだけいるだろう。
河瀬直美監督くらいしか浮かばない。

最後に余談だが、ミナ役のイム・スジョンちゃんは、井上真央ちゃんに似ていた。
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by epokhe | 2005-12-13 23:58
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