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Asian History/Imitation History

◆大学時代のバイリンガル帰国生友達Y(♀)と、日本滞在歴10年の韓国人の知人W(34歳♂)と一緒に、目黒で中華ディナーをした。ふとした会話の狭間に、「韓国が日本の植民地だった頃に~」というフレーズがあったり、「『明太子』(めんたいこ)は韓国語だ」とその由来を教えてくれたり、何気ない瞬間にハッとさせられる。韓国人は、本当によく歴史を知っている。日本人の大衆は歴史を見ない、とつくづく感じる。もっと知れば良いのに。もっと知れば面白いのに。トピックだけの、曖昧でおおまかな歴史事項しか知らないと、変に感情的になってしまうと思う。きちんと知識をつければ、一般人でも感情的にならずに極めてロジカルに議論を進めることが可能なのではないか。実際、有識者同士は、この論題でも喧嘩にならないという話を聞く。「知り合う」というのは大切なことである。

◆1980年代に若者だった人達が、米的個人主義思想をライフスタイルに取り入れ(カタチ的に模倣し)、個人至上主義を謳った。結局、「皮相上滑り」の日本では根付くことなく、彼らを揶揄した文化がマスを賑わす時代となった。彼らは、欧米のスタイルが再び反動を示したことを見ずに、ただただ進歩史観的に進んでしまった。あと20~30年すれば、彼らが高齢者となる。そうなった時、高齢者の哀れな姿を目の当たりにした未来の若者は、彼らの選択を反省し、修正していくのだろう。「ホメオスタシス」という言葉があるけれど、人間の身体だけでなく、歴史も恒常性を保って巡るものなのだ。
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by epokhe | 2006-02-19 19:27
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