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空間/箱

フラットな床の上にずっと居ると、頭が平板になってしまう。
近代の、画一的でフラットな建築物が引き起こす、空間の病だ。
最も特徴的なのが、学校の教室である。
あんな教室に閉じ込められていたら、「学級崩壊」が起こるのも無理はない。
子供は、空間や音に関する感性が物凄く強いのだ。
空間や音を感じる、身体のボキャブラリーを持っているのだ。
にもかかわらず、現在の小学校が教えていることは何か?
それは、一人一人を、自分の座席に着席させ、
「この世界の中には、自分の居場所がある」ということを叩き込むことだ。
全く、おぞまし過ぎて言葉も出ない。
こんなことだから、学校における究極のイジメは、「席(机と椅子)をなくす(隠す)こと」
になってしまう。
教室に自分の席がない子供は、もう学校に行きようがなくなる。
だって、「居場所」がないんだから。

空間の病を何とかする方法はただ一つ。
空間革命を勃発させることだ。
対象は、学校だけにとどまらない。
いわゆるインテリジェンスビルも、そして、「会社」という存在も・・・。

空間革命の契機として、まず、「箱」の中に入っていたら「ヤバイ」んだ、
ということに気付かなくてはなるまい。
「箱」に汚染せれていない身体に、戻さなくてはならない。
所属とか、会社とか、「箱」に入って喜んでる場合じゃない。

建築は、共通の棲み家だ。
硬い着物だ。
与えられたものに入っていること自体、おかしなことなのだ。

窮屈だったら、まず、自分で問いをつくってみるしかない。
答えのない領域に踏み出してみるしかない。


2004年5月29日
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by epokhe | 2004-05-29 15:38
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