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Knowledge Society ~知識よ、サラバ~

IT革命、グローバリゼーション、産業のサービス化、知財重視、地方分権、ソーシャルネットワーク、地域コミュニティなど、現代社会は、急速に、「工業社会」から「知識社会」への移行を進めていると言われている。
(知識社会事務局webより)


下記は、知識社会をよく分かっていない方々の見解。

「基本的な経済資源、すなわち経済用語でいうところの”生産手段”は、もはや、資本でも、天然資源(経済学の「土地」)でも、「労働」でもない。それは知識となる。」
(P・ドラッカー著「ポスト資本主義社会 ~21世紀の組織と人間はどう変わるか」より)


「...間もなく新しい世紀を迎えようとするこの20世紀の終わりに、そうした過程は、すでに目に見えている新しい特徴に道を譲ろうとしている。それが「知識社会」ーすなわち「知識」あるいはより具体的に言うなら、私がこれまで論じてきた「理論的知識の体系化」に基づく社会ーの創造である」
(ダニエル・ベル著「知識社会の衝撃」~日本の読者へ~より)


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ではでは、本当の意味での知識社会というのは、どんな社会か分かるだろうか?
知識社会とは、知識がますます重要となっていく社会なんぞでは全くない。
答えは、その逆である。
知識社会というのは、知識がもはや価値を持たなくなる社会のことである。
今は、どんな人であっても、万人が知識に簡単に触れられる時代となっている。
皆が、最先端の知識に容易にアクセスできてしまう。
誰でも知識に接近でき、知識との距離が縮まるということは、つまり、知識そのものの価値がどんどん低下してゆくということである。
したがって、知識はもはや「身に付ける」べきものではなくなる。
知識が必要な時には、その最先端の知識に手を伸ばして持ってくれば良いだけなのだから。

というわけで、知識社会とは、実は「知識無価値化社会」を意味するのである。
やっと、人間が知識から解放される時代がやってくる。

知識君、さようなら。
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by epokhe | 2006-06-24 18:08
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