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Cattlogy ~猫学~

『青猫』を書いた萩原朔太郎は、詩人自身の内には、いつも「叛逆的、反噬する怒る獅子」と、「超俗的な夢みる猫」という、両極・両価的な獣が同時存在することを打ち明けていた。
『人イヌにあう』を著したK・ローレンツの謂をかりれば、気儘で好奇心溢れ、冷徹かと思えば熱情的な両義性豊かな、しかも自尊心の最も強い小獣である猫は、人間になつくのではなく家になついているにすぎないらしい。
拘束を厭い、個人主義的なこの小動物は、詩人達の「不可思議なる伴侶、ひとつの精霊」に相応しいだろう。
私自身は、「獅子」座であり、幼少の頃からずっと「犬」を飼っており、戌年であり、一種の分類上は猫とは対極にある(ようだ)。
実際、、「獅子」のような気質があり、「犬」との相性も極めて良いと思う。
しかしながら、周囲の目から見ると、私は「猫っぽい」らしい。
ということは、私は、先に述べた「気儘で好奇心溢れ、冷徹かと思えば熱情的な両義性豊かな、しかも自尊心の最も強い小獣」だということだろうか。
「化け猫」という言葉もあるように、猫には、メビウスの環のような、ないしはトロンプルイユ的な、見えない魔術の世界がある。
我が家で飼っている猫も、飼い主らに不可思議な精気をもたらしてくれているような気がしてならない。
猫は超俗的であり、猫学もまた超俗的である。
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by epokhe | 2006-07-17 23:48
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