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双方の犠牲と辛抱=偽善的なヒューマニズム

現代の不幸は、青年の社会を、老人が政治化している矛盾の中にあります。
青年には政治の実権がなく、老人には社会生活の実質がない。
私は、青年青女と老年老女は、いさぎよくわかれよ、と言いたいと思います。
虚構の思いやりほど残酷なものはない。
おばあさんは、おばあさんの恋をし、おじいさんはおじいさんのための政治をすればいいのだ。


と、寺山修司は言っている。

私は思うのです。
一人の同じ人間の一生にあっても「青年」と「老人」、「青女」と「老女」は別人なのだ、と。
人生は、連続しているのではなく断ち切れており、人は一生のうちに「何人かのべつの人間」として生きるのだ、と。


『青女論』を読み返してみて、「青女」の条件を満たしている女性が未だにマイノリティである日本の現状を想った。
上記は「第九章 老後」より。
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by epokhe | 2007-02-15 17:15
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