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映画『MOZART & THE WHALE』 ~モーツァルトとクジラ~

“あなたは私と違って 普通になることを望んでる。 心の底から。
 だから別れる。”
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映画『MOZART & THE WHALE』 ~モーツァルトとクジラ~鑑賞。
ジョシュ・ハートネット主演、『レインマン』でアカデミー賞脚本賞を獲得したロナルド・バス脚本。
ジョシュがアスペルガー症候群の役にピッタリで、なかなか良い映画だった。
アスペルガー症候群(アスペルガー障害)とは、発達障害の一種であり、一般的には「知的障害がない自閉症」とされている。
対人関係の障害や、他者の気持ちの推測力、すなわち心の理論の障害が特徴であり、特定の分野への強いこだわりや、運動機能の軽度な障害も見られる。
しかししかし!
この「アスペルガー症候群」の男女のカップルの有り様は、「アスペルガー症候群でない」男女のカップルのそれと、どこも変わらないではないか。
イザベルはかなりのエキセントリックな態度をとる女性と設定されているが、私から見れば、イザベルの言動はさして凄まじいものとは思えないし、人間なんてこんなもんなのではないだろうか。
「対人関係の障害や、他者の気持ちの推測力、すなわち心の理論の障害」というが、対人関係に障害が全くない人間の方が珍しいし、他者の気持ちを推測できない人間なんてこの世に溢れ返っている。
また、何よりお決まりなのが、この映画でも結局「ハッピーエンド」に終わってしまうことだ。
アメリカの映画というのは、どうしてこうも「ハッピーエンド」にこじつけるのがお上手なのだろう。
これでは本当のアスペルガー症候群の人に失礼だ。
「普通の」幸せを目指せと強要している。


"Without sex ?"
"Without pressure."
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by epokhe | 2007-02-24 00:32
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