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アニメ『サザエさん』と一緒にセクシュアリティする

『サザエさん』をBGVM(バック・グラウンド・ヴィジュアル・ミュージック)にして、セックスをしたことがおありだろうか。
これは非常な違和である。

『サザエさん』の世界観にあるのは「家事」である。
日常の平凡な「家事」である。
しかしながら、その「家事」の中に、「セックス」は含有されていない。
悉く排除されている。
もしくは、隠蔽されているのか、本当に存在していないのか、それが一般的な家庭なのか、わざとリアリティを抹消しているのか、狙いは町子さんのみぞ知る、である。

この点に関して、寺山修司は『家出のすすめ』の中で「サザエさんの性生活」というエッセイを執筆している。
これについては、カネキウスさんと言う人が、書評を書いている(黒の太字が寺山のテクスト)。

「見なれたものを見なれないものにする」というのが現代芸術だとするならば、見なれた『サザエさん』という平凡的日常と、見なれた「セックス」という平凡的日常の混合は、見なれない現代芸術になり得る。
反復とは決して同一のものの繰り返しではなく、一種の差異の産出なのである。
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by epokhe | 2007-03-15 16:24
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