試論Records

epokhe.exblog.jp ブログトップ

虚の中の苦

a0022584_2355548.jpg
某大手証券会社の友人Wが、仕事で苦しんでいる。
昨夜も電話がかかってきて、何か良い方法はないかと悩んでいた。
私を頼りにしてくれるのは大変嬉しく思っている。
Wはプライドが高く、仕事や勉強にも熱心で、
自分の能力に自信がありまくる人間だと最初は思っていた。
勿論、今もそうであるが、段々と
「本当はそんなことない」という面を私に開示するWを知る。
私というのは、人に「自己開示」を促す力でも持っているのだろうか、
とよく思う。
そして、話を聴いていると、どうやらWは人間に対して興味が全くないらしい。
株とか債券には非常に関心があって、そのための勉強も研究も大好きらしいのだが、
人間(つまり、お客さん?)には本当に興味が湧かないようなのだ。
で、結局うまくいかない・・・と。
「この仕事は頭良くなくても結果が出るし、頭悪い奴の方が成績いいんだよ。」
と、やや嘲笑的に嘆いたり、
同僚に対して、「『人間力』とかいう曖昧なところで勝負してるんだ。」
と、馬鹿にしたりしている。
でも、「金融」自体は物凄く評価していて、「金融最強!」的立場のW。
よって、今更ながら私にも金融の世界で働くように強く勧めてくる。
「何かモノつくって売って、どんなに売れたとしても、儲けはたかが知れてる。それに、
貴女は今まで何かモノつくってきたの?違うでしょ?ずっと「虚」でやってきたんだから、
唯一「実業」じゃなくて「虚業」の金融の世界でやってくのが一番説明つくんだよ。」とか、
「日本の金融は弱いから、外資に行けばいいじゃない。貴女、英語もできるんだし。」
とか、言ってくる。
(英語なんかは前提条件で、評価の対象ではないと思う。)
しかし、悪いけど、そこに「虚」を感じないほど盲目にはなれないのだ。
たとえ私がやったとしても、ああいうことが本気で心から好きな人には敵わないし、
それ以前に、自分がやろうとは夢にも思わない。
自ら進んでやりたがっている人にやらせておこう。
好きな人が一生懸命やってくれるのが世の中的に最適だと思う。
Wだって金融を信じてるし好きなんだから、きっと何とか、
苦しい今の状態を乗り切れるはずだ。
[PR]
by epokhe | 2004-08-09 23:16
line

MAIL: epokhe@excite.co.jp


by epokhe
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite