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賭ける

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以下、O=荻野アンナ氏、W=鷲田清一氏。

O:我々の社会っていうのは、フィクションで固めて一歩一歩先に進むと何かあるぞって、だましてくれるわけですけど、基本的な人間としての訓練をしてくれない。つまり人間てみんな孤独で、孤独を引き受けなければならないわけですけど、いい学校、いい就職、いい結婚、次は子供のお受験とか、次々目的を作ってくれるから、その間は孤独と向き合わなくて済む。でも、そううまくはいかなくて、例えば、「思秋期」なりにドカーンと来て、ボランティアをしようが浮気をしようが、向き合っているのは、やっぱり孤独なんでしょうね。

W:そういう時、何て言うのかなあ、人生が複線で、遊んで、気が多いというか色んなことやってきた人の方がきっとしぶといでしょうねえ。何か一本でやってきたんでなしに。一本でやってくると、自分の実力だと思ったものが、そうじゃなかったと思い知らされるでしょ、定年を迎えた時に。

O:余人をもって代え難し、という嘘にだまされるわけですけれども、たいていは余人で代わっちゃうわけで。

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向き合うのは孤独。
複線人生はしぶとい。
遊びというのは、本気でやって、かつ、むなしいということが分かっていないといけない。
むなしいから遊ぶが、その遊びもむなしい。
そのむなしさを全部引き受ける覚悟がないと大人ではない。
賭けるものも大きい。
賭けで全部失う可能性もある。
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by epokhe | 2004-08-31 18:14
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