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働き盛りの落とし穴

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河合さんの一視角を以下に・・・。

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最近の統計を見ると、青年期の自殺がぐっと減少し、
40代の男性の自殺が多くなっているのに気付く。
これは、かつては青年期において自分のイデオロギーを確立する時に悩みが生じ、その時に自殺する人が多かったのだが、
現代ではそうでなくなったことを示している。
現代はむしろ、一つのイデオロギーに頼って世界を観るようなことではなく、
もっと多様で複雑な世界観をつくりあげることが必要であり、
その課題は40歳代のことになってきているのである。
思春期、青年期をある程度の「守り」の中で通過し、
真の世界観をつくるための仕事は40歳以後に取っておかれるのである。

ところが、何らかの事情で「守り」の薄かった人や、極めて感受性の鋭敏な人にとっては、
本来ならば人生の後半になすべき課題が思春期や青年期にのしかかってくる。

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河合さんのおっしゃるとおりである。
「守り」の中で通過しているうちは、人生の後半になすべき課題を考えずに済む。
人生の前半は、自分がこの世にしっかり生きていく、
この社会の中に完全に受け入れられる、或いは社会の中に貢献するということをやっていく。
しかし、その自分は死ぬわけであるから、今まで夢中で生きてきたが、
自分は一体何のために生きているのだろう、これからどうなるのだろう、
一体どこへいくのか、といった問いかけに対して答える仕事が、我々の人生の後半にある。

若い時は、何とかこの仕事をしよう、こういう考え方で社会の役に立とう、
というふうに頑張っていくが、そういう私はそもそも何なのか。
そういう人間が生きているということはどういうことなのか。
自分というものをコミで、この世界、或いは自分の人生の全体をみよう、
ということが人生の後半の課題になる。

「人生50年」といっていた頃は、生まれて、頑張って、そしてお迎えが来て死ぬ。
ところが、この頃はそう簡単にお迎えも来ないため、もう一つ頑張らなくてはならず、
一つの山を越して次の山が始まる。
次の山の仕事が、人生後半の仕事である。
私は、常に人生後半の仕事をしているため、もはや「守り」の中で生きてはいない。
だが、現在、人生の前半の課題に取り組んでいらっしゃる方々は、
二つの山の中間点である転換期で、スッと落ち込む落とし穴があるので、
そこで乗り切ってほしいと思う。
そこで気付いた人生前半の失敗や災難を創造の病として受け止めれば、
次の新しい発展に向かうための踏み台としての意味を持つ。

あー、ここまで書いてみて、私は悉く老人だということを自覚する。
「守り」が濃く、且つ鈍感な人は、さぞかし楽なんだろうな。
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by epokhe | 2004-09-03 00:34

Tomorrow's Champion

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今回も後楽園ホールに行き友人(お互いの親同士も仲良しであるため一言で友人と呼ぶのには違和感を覚えるが)のボクサーを応援してきた。
cf. ボクシング/勝つ
今日は、三男のみが試合に出場し、見事勝利を収めた!
前回に比べ、体が大きく逞しく成長したように見え、
(級は変わっていないので、実際は体重に変化はないはずだが・・・)
以前指摘されていた「スタミナ」も頼もしいほどUPしていた。
そして、相手に向かう積極性が増した。
相手全体、リング全体を見る余裕も生まれたように思う。
とにかく、戦績を勝利で更新したことに、強くおめでとうと言ってあげたい。

また、友人の試合ではないが、瞼が切れて血を流している選手が今回は多かった。
その血が顔を伝い、首を伝い、腹を伝い、ユニフォームのパンツを赤く染めていた。
(染めていたのは伝わった血ではなく、飛び散った血かもしれない。)
特に白いパンツの選手は、それが生々しく目立つ。
あんなに顔から血を流して、あんなに体中を殴られて、あんなに顔面にパンチをくらって、
彼らはどうして平気なのだろう。
強い、強すぎる。
私なんか、たった一発やられただけで恐らく死んでしまうに違いない。
ボクサーのように顔面を真正面から思いっきり殴られたことは今までないため、
それがどういうものなのか、皆目見当も付かない。
あれほどまでに本気でパンチされて、生きているだけでも信じられないことであるのに、
それどころか、まだまだ敵に向かって拳をぶつけるパワーがあるなんて、
同じ人間とは到底思えない。
私は彼らを見る度に、「のほほん」と頭ばっか使って生きている自分達のお気楽さを
思い知らされるのだ。

追記:ボクサーは名前がサマになる人が多い。
    友人も兄弟揃って本名がボクサーに似つかわしい。
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by epokhe | 2004-09-01 22:47
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