試論Records

epokhe.exblog.jp ブログトップ

<   2005年 12月 ( 27 )   > この月の画像一覧

小中学校の建築/オープンスクールの系譜/シーラカンスという集団

近年、日本にもオープンスペースを持つ学校が増えている。
閉鎖的な「学級」を開き、様々なアクティビティを受け止め、多様な学習形態、弾力的な集団編成を可能にする、などの目的でつくられるオープンスペース。
今では、このオープンスペースをつくらないと、逆に補助金がおりない程である。
そして、その結果、大きな問題点として、「オープン化」という「画一化」を生んでしまった。
また、オープンスペースを付けたものの、その学校の先生らが使い方が分からないことも少なくないらしい。
オープンスペースをうまく使える先生がいないのだ。
これでは、せっかくつくったオープンスペースも無駄である。
一方、子供達にとっても、広いばかりで「籠もれる(こもれる)」空間がない、という点がある。
子供って、ちょっと「籠もる」ことのできる、狭い空間が割りと好きだったりするのだ。

オープンスペースの話題とは少し離れて、学校の家具について。
学校建築では、家具と建築物がバラバラに発注される、というケースが多い。
これは、家具と建築物の予算が別々に組まれる(?)ということに起因する点も多いそうだが。
したがって、せっかくステキな建築物をつくっても、中の家具がチグハグでは、空間としておかしなことになってしまう。
そこを頑張って、建築も家具も共に手掛けてプロデュースしているのが、「シーラカンス」(現:シーラカンスK&H株式会社)である。
彼らが建築も家具も共に手掛けた例の一つとして、千葉市立打瀬小学校←(指名プロポーザルコンペ当選)(第8回千葉市優秀建築賞 公共建築部門 千葉県建築文化賞)(建築学会賞作品賞1997,建築作品選奨1997)が挙げられる。
この小学校は、周囲のレジデンスビルや新興開発都市(幕張ベイタウン)と一体化していてすごい。
「閉ざされた学校」から「地域と共にある学校」へ。「収容施設としての学校」から「生活環境としての学校へ」。という、学校建築に求められる点を体現化しているl。
「シーラカンス」は2人のパートナーを中心に、20代~30代前半のスタッフで構成される、平均年齢の若い集団である。(うち、「2人のパートナー」は大学で教授もしている。)
こういう若い人達が、公共の仕事を多く手掛け且つ評価されているのは、とっても良いことだと思う。
[PR]
by epokhe | 2005-12-20 16:59

映画『男たちの大和/YAMATO』 ~久石譲の映画音楽~

「アメリカは個人主義の国じゃけぇ、すぐに降参しよるって新聞に書いちょった。」

a0022584_1174630.jpga0022584_1181287.jpg映画『男たちの大和/YAMATO』鑑賞。

映画館は、ことごとく満員。
このご時勢に、この映画が公開されるというのは、何かしらの意図がある。
そして、この満員ぶりは、その意図を裏付ける。
角川春樹は、『男たちの大和/YAMATO』で観客1000万人動員させると言っていた。
それに対して、どっかの映画評論家が、せいぜい500万人だろうと言い、角川さんが怒っていたけれど、これはホントに1000万人いくかもしれない。
国民の1割が、この映画を観るとしたら、世論は傾くだろうか。

私は個人的な理由で、戦争ものに滅法弱く、色々とオーバーラップして、すぐ涙を流してしまう。
『男たちの大和/YAMATO』でも、幾度となく涙腺が緩むシーンがあった。
周りの観客も、涙をすすっていた。
一緒に映画を観たC・S氏(♂)も、意外なことにちょっと泣いたらしく、「ヤラれた。」と悔しがっていた。
私は随所で涙を浮かべていたので論外だが、彼にどこで泣いたのか聞いてみると、シーンや場面は全部ベタだが、「音楽」でヤラれたらしい。
そうです、音楽は、かの「久石譲」。
久石譲に会ったことのある彼は、以前、久石譲から聞いた話の詳細を教えてくれて絶賛していた。(久石譲さんがジャケットを脱いで黒のTシャツ姿になったらしいのだが、「おっちゃんのくせに意外とマッチョ。」だったとも言っていた・笑)
ただ、彼の話によると、今回の映画『男たちの大和/YAMATO』では、角川さんが相当音楽にこだわって、久石譲にも色々とイチャモンつけて仕切ったらしい。
事実、エンドロールでは、「音楽」は「久石譲」なのだが、「音楽プロデューサー」は「角川春樹」だった。
私が想像するに、久石さんご自身は、今回のやり方はやりにくかったんだろうな、と察する。
理由として、以下に、彼から聞いた、久石譲さんのご意見を記す。

◎「映画音楽を作ること」とは? 
 →映画の世界観にあわせて音楽をつくる(監督にあわせるのではない)。
 →自分がよいと思うフィルターを通してつくる。
◎日本の映画音楽(映画もだが)は「王道」がない。
 →1つの映画に、「オーケストラ」「ロック」「ジャズ」などが、雑然と使われているものが多いが、『それぢやあ、だめ!』(←久石さんの言葉)
 →映画音楽の「王道」をつくりたい!(1つの世界観でまとめた音楽)
◎君が監督をやることになって、誰かに音楽を発注するときは・・・
 →発注した相手に、全て任せてほしい。
  ※本当に納得いく音楽がほしいのであれば、自分で作れ!
◎映画音楽をつくる際のストレス
 →「あんなに時間かけて必死こいてつくった曲なのに、映画の中で使われている時間は、こんな短いのかよ!」ということが多々あり。
 →映像に合わせて、曲の長さやトーンを変えなくてはならないときあり。
 →監督やプロデューサーに、曲について、がたがた言われる。
 →ただし、これが、一人でやっていては気付かなかった発想や、新しい分野への第一歩となったりすることもある。

今回の映画『男たちの大和/YAMATO』のケースは、まさに、「プロデューサーに、曲について、がたがた言われる」というストレスフルなケースである(笑)。
しかし、「これが、一人でやっていては気付かなかった発想や、新しい分野への第一歩となった」可能性もある。
実際、ワタクシドモは、音楽にヤラれましたから、ハイ。

映画音楽、映画スケール、リアル感、共に良かったと思う。
キャストは、寺島しのぶ以外は全員ハマリで完璧だった。
(寺島しのぶは、獅童の恋人役としては「トシ」過ぎるだろ!C・S氏も、「寺島しのぶが最初出て来た時、獅童のお母さんか誰かかと思った。」と言っていた。。。獅童と不釣合いで、とても恋人とは思えなかった。駄目。別に寺島しのぶじゃなくても、もっと他にハマリ役がいたんでは?)

***『男たちの大和/YAMATO』 STAFF***
原作/辺見じゅん JUN HENMI
富山県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。編集者を経て現在、作家・歌人として活躍中。

監督/佐藤純彌 JUNYA SATO
1932年11月6日生まれ、東京都出身。56年東映東京撮影所に助監督として入社。

音楽/久石譲 JOE HISAISHI
国立音楽大学在学中より現代音楽の作曲家としてコンサートの作曲・演奏・プロデュースを数多く行う。

主題歌/長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI
1956年9月7日生まれ、鹿児島県出身。78年「巡恋歌」で本格デビュー。

撮影/阪本善尚 YOSHITAKA SAKAMOTO
1942年2月14日生まれ、奈良県出身。64年、岩波映画とカメラマンとして契約。その後、成島東一郎に師事。

セカンドユニット監督/原田徹 TORU HARADA
1955年9月8日生まれ、京都府出身。TV時代劇『風車の浜吉』(92年)で監督デビュー。
[PR]
by epokhe | 2005-12-19 02:10

Alfa Romeo

a0022584_18282183.jpg

アルファ・ロメオのショールーム(正規ディーラー)にて。
車君達も、デコレーション・ライトアップされて、青い光を放っていた。
[PR]
by epokhe | 2005-12-17 18:28

国民皆兵=国民皆企業人 / 民族

日本の近代国民国家が要請した最も重要な柱の一つは「富国強兵策」だった。
これを身体論的に整理すると、次の二つになる。
すなわち、一つは、経済発展を支える有能な労働力としての身体の確保であり、もう一つは、列強諸国と対等に戦える強い兵士の身体の確保である。
したがって、日本の近代国民国家を支える優秀な国民の条件とは、一つは、すぐれた労働者となることであり、もう一つは、すぐれた兵士となることだった。
そのため、近代の学校教育もこのことに全力を傾けることになった。

近代国民国家は、封建制の身分制度を廃止し、国民はいかなる職業につくことも「自由」となった代わりに、「国民皆兵」という「おみやげ」も付いていた。
同時に、急速に産業化も進展して、多くの産業労働者を必要とするようになった。
こうなると、軍隊の規律を守り、命令どおりに行動する身体と、新しい産業構造に適応する労働力となる身体が求められることになる。
すなわち、規律をよく守る、命令に従順な、平均化された「均質の身体」である。

以上は、近代国民国家のことだが、現代だって全く変わりはない。
兵士が企業戦士になっただけで、内実は同じことである。
資本主義の世界化は、逆にナショナリズムを強め、民族意識を逆撫でする。
それをものともせずに乗り越えられてしまったアメリカ、つまり、血や民族の課題を何とかやっとのことで克服しようと努めたアメリカは、やはり当然強いに決まっている。
日本やヨーロッパ諸国を含む、他の先進諸国は全て、これがどうにも解決できずにいる。(例えば、外国人労働者の問題。)
「民族」の問題を解決できた国は、今後強いであろう。
それは「解消」でなく、「解決」でなくてはならない。
[PR]
by epokhe | 2005-12-16 17:12

ロシアを知ろう

突如として、上役(?)にロシア人の男性が入ってくることになった。
金髪碧眼スラヴ系。
香水の香りが強めでフェロモン満載。
性格は頑固らしい。
もうちょっと親しくなったらまたご一報致します。
[PR]
by epokhe | 2005-12-15 16:40

Mischa Barton (ミーシャ・バートン)

a0022584_2328734.jpg

Mischa Barton(ミーシャ・バートン)がカワイイ!
と思ってて。。。
でも、ショッキングな画像を発見してしまった。
↓これもミーシャです。。。


a0022584_23285462.jpg

カワイクナイ。。。
オーラがまるでなし。
で、このミーシャが美容院でエクステンション付けてセットしてヘアメイクが完成すると、、、
こうなる↓


a0022584_23323549.jpg

かわいくなった!
変身!
おんなじ服着ておんなじバッグ持って他ならぬ本人であっても、髪と顔が変わるだけで(髪と顔にちょっと手を加えるだけで)こうも違う。
ヘアメイクってやりがいがあるなー。
これ程やりがいのある行為って他にあるだろうか(笑)、なんて思う。
[PR]
by epokhe | 2005-12-14 23:37

『アメノナカノ青空』 (原題:『…ing』)

a0022584_23115544.jpg

韓国映画『アメノナカノ青空』(原題:『…ing』)を観た。

韓国は発展途上国だろうか?
日本は先進国だろうか?
個人次元では、韓国が先進国で日本が発展途上国なのかもしれない、と思った。

夏目漱石が『現代日本の開化』という本の中で、「西洋の開化(すなわち一般の開化)は内発的であって、日本の現代の開化は外発的である」と日本の開化の特色を分析している。
また、「現代日本の開化は皮相上滑りの開化であると云う事に帰着するのである」ともいい、「事実やむをえない、涙を呑んで上滑りに滑って行かなければならない」「上皮を滑って行き、また滑るまいと思って踏張るために神経衰弱になる」といった結論に達している。

アジアの中で先立って「開化」した唯一の国である日本は、その代償として本質的なものを落っことしてきたのかもしれない。
皮相上滑りの日本は、今後どこまでもつのだろう。
韓国などの、アジアNIESと呼ばれる地域の発展速度具合の方が、結果的にはちょうど良かった、ということも考えられ得る。

上記の視点は、この映画を観て私が勝手に考えたもので、もちろん映画内で直接的に描かれてはいない。
なんてったって、この映画のキャッチは「この冬、たったひとつのピュアな恋」ですから。
韓国人の人間模様を見ていて、人間的に未熟なのは日本人の方じゃないかと思ってしまった。
外身だけ超速で「開化」したはいいが、その分中身が退化したというか、未成熟なままである日本を感じてしまった。

そして、韓国人男性について色々と考えた。
日本人男性とは明らかな差異があると思う。
韓国人男性は感情表現ができる。
これは、現実的にもそうで、実際、韓国人男性とコミュニケーションする時、常に感じることである。
近年、韓国人と知り合う機会が多く、ヨン様フリークのオバサマではないが、韓国人男性にちょっと惹かれてしまう自分を感じる。
先日は、某IT企業社長のBDパーティーがあり、そこでもまた韓国の男性と親しくなった。
なぜなのか言語化するのは機会を改めるが、人間的に魅力的で、男として魅力的なのである。
文化的な背景が重なり合ってそうなっているので一言ではとても言い得ないが、この感覚は何なのだろう。
もちろん、日本で活躍している韓国人は、韓国人の中でも一握りの優れた人達だという条件もあるかもしれない。
考えることは多々あるので、この点については、韓国人男性と生身で交流を深めて洞察していきたいと思う。
そういえば、彼らの「からだつき」も違う。

一方、この映画の監督は若手女性監督である。
海外で上映され評価を得られるような女性映画監督が、果たして日本にどれだけいるだろう。
河瀬直美監督くらいしか浮かばない。

最後に余談だが、ミナ役のイム・スジョンちゃんは、井上真央ちゃんに似ていた。
[PR]
by epokhe | 2005-12-13 23:58

病院環境を見直そう

どうにも咳がおさまらないので、病院に行った。
病院といっても、病院とは思えないような空間六本木ヒルズクリニック
ここにお世話になるのは二度目。
日本の病院は環境的に最悪だが、ここは別格。
個人情報含め、とってもシステマティックに管理され、流れがスムーズ。
そして、何より清潔で奇麗な空間。

病院に行くと逆にもっと具合いが悪くなってしまうような病院環境は良くない。
日本の医療技術は進んでいるかもしれないが、日本の殆どの病院施設(空間)は遅れているので、どんどん改善してほしい。

ちなみに、診察してもらった結果、結核ではなかった。
「咳と微熱が続いていた人が結核だったというケースが今多いみたいですが、私は大丈夫でしょうか?」
と聞いたら、
「そうね。あなたの言うとおり、集団感染で、若い人でも結核に罹っていることが案外あるのよね。念のためレントゲンとっておきましょう。妊娠してないよね?」
と言われ、レントゲンの結果、「キレイな肺」で心配ないとのことだった。
ところで、レントゲンって、やはり体に悪いのだろうか。
妊娠してたら胎児に悪影響出るってこと?
だとしたら、人体自体に良くないってことだろう。
ま、いいや。
[PR]
by epokhe | 2005-12-12 22:32

12月の、或るweekend

咳が出る身のくせに、昨日(+今日)は遊び過ぎた。
「epokheは無理するからなー。」と言われながらも、夜更けまではしゃいで、Yとタクシーで帰宅したのは今朝の午前4時半頃。
帰宅して、Y はうどんを食べ、私はそばを食べて風邪薬を飲む。
風邪薬が全然効かない。
効かない薬は、薬じゃない。
ベッドに入って喋っているうちに、いつの間にか寝てしまった。
起きると咽喉がガラガラ。
喋り声がひどかったのか、「のど、ツラそうだねー。だいじょぶ?」と言われる。
うがいをして水分を取ると、普段の声が出るようになる。
シャワーとお風呂が気持ち良い。
水とかお湯をたっぷりジャージャー使えることに感謝する。
あー、極楽。
Yが、この前オーストラリア大使館のパーティーに招待された時に出た食パンがモチモチしていてすごく美味しかったから、と散歩がてら買いに行く。
どこのパン屋さんのパンか訊いたらしい。さすがー。
ところが、そこのパン屋さんが、今日は休みだった。日曜なのに?!
10年後、私達はどうしているのか語る。
世間の常識が、自分とその周辺の常識とズレていることを認識し合う。
「いわゆる」(=世間で言われている)っていう人なんか、実際はいないんじゃないだろうか、と。
「一般」が存在しない過渡期だねー、なんて思う。
さて、今日こそは安静日にしよう。
ここでしっかり治しておかないと長引いてしまう。
[PR]
by epokhe | 2005-12-11 16:41

プッシー・プシコ ~pussy psiko~

a0022584_23314295.jpg

地下鉄の中吊り広告で、psikoという雑誌が創刊されたことを知った。
目が行ったのは、内田春菊が連載してること!!!
ちょっと立ち読みしてみたくなった。
でも、なんか怪しい感じの雑誌なんだろうか。
占いとかって、そんなに趣味じゃないしなー。(ってか、鏡リュウジが気持ち悪くて嫌い・笑)
内田春菊の連載漫画タイトルは「子猫pussy考 どんな男(ひと)が好き?」だが、"pussy"という単語は「ネコちゃん」って意味の他に、色んな俗語の意味があって、よく洋楽の歌詞とかにも出てくる。
"psiko"は、エスペラント語で「こころ」を意味するらしいが、「プシ子」とすると、私なんかは、何か別の新たないかがわしいものを想像してしまう。
まあ、とにかく、ちょっと気になるので立ち読みでもしてみましょう(内田春菊の漫画だけでも)。
[PR]
by epokhe | 2005-12-09 23:40
line

MAIL: epokhe@excite.co.jp


by epokhe
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite