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自由の代償

東大和市で、11人の女性達と集団生活を送っていた57歳の男性が逮捕された(脅迫容疑)。
男性は、「一夫多妻制って日本では認められてないですけど、実際それと同様の形態をとってます。一夫多妻で、逆転主婦です。私が家の事をやって、彼女達に外で働いてもらってます。」と言っていた。

随分前に、これとは違って、ある男性がたくさんの女性達を自宅に住まわせていたニュースがあったけれど、その時は、今回のような「性がらみ」の事件ではなく、善意でやっていたものだった。
つまり、男性は、逃げてきた女性達をある意味ボランティアのようなかたちでシェルターを与えていたとも言え、「○○のおっちゃん」と皆から慕われている存在だった。

今回の事件は極めて「性がらみ」な露骨なもので、しかもそれは「催眠」によるものだ。
ほんとに催眠術なんてあるんだなー、と驚いてしまった。
特に弱った人や精神的にまいっている状態の人は、催眠にかかりやすいそうだ。

「選択の自由」というけれど、「選択の自由」こそ全て、となってしまうと、まだまだ日本では支障がある。
なぜなら、多くの習慣・慣習と衝突するからだ。
選択の自由至上主義は、社会の中で生きていく際、危険な要因を発しかねない。
人の間で生きていく気があるのなら、時代の空気や場の空気を読んで生きていくのが賢明なのであろう。
「普通」を誰も教えてくれないのだから。
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by epokhe | 2006-01-31 22:05

ベストセラーの怪現象

日本でベストセラーになる一般図書というのは不思議なもので、カラクリのようなものがある。
日本では、世界の学問的常識に反することを書くと売れる、というのが現状である。
世界のアカデミックの常識では考えられないような、極端な楽観論や極端な悲観論が、なぜか売れてベストセラーになってしまう。
ベストセラーの一般図書は大抵当てにならないので(少なくとも、アカデミックな世界における常識とはかけ離れていることが多いので)、鵜呑みにして騙されないようにしましょう。
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by epokhe | 2006-01-30 16:08

結婚≠婚姻

「結婚」は「婚姻」とイコールではない。
結婚には大きく分けて2つある。
①法律婚(legal)
②事実婚(de facto)

①の法律婚(legal)というのが、つまり「婚姻」である。

②の事実婚(de facto)には、3種類ある。
ⅰ)内縁
  ⇒「内縁の妻」という言葉もあるように、何やら訳ありな感じの男女の関係。
ⅱ)合意婚
  ⇒ヨーロッパのある地域ではよくあるらしい。
ⅲ)同棲
  ⇒なんかよく分かんないけど何となく男女が一緒に棲んでいる状態。
   (多くの場合、性関係を伴って)。


というわけで、結婚にも色々ある。
legalなものは、「ストック」として、つまり静態的にとらえることができる。
それに対し、事実婚と言われるものは、「フロー」つまり動態であるので、ストックとしてとらえられない。
よって、実態がどうなっているのかを国が把握するのも結構ムズカシイ。
したがって、それらはマクロからは無視される。(実際、日本ではごくわずかで極めて例外的であり、増加する兆候も見られない)。
現在のお偉い政治家らは、与党も野党も、伝統的家族を非常に大切にしていて手放さず、絶対に捨てようとしない。
欧米はその点、個人至上主義で何でもアリな状態である。
にもかかわらず、アメリカは人口増加率が未だにプラスで、2050年には今の1.5倍の人口になる。
それにひきかえ、日本や中国、アジアNIESなどの儒教圏や、イタリアなどの南欧やドイツ語圏は、ものすごいスピードで異常なほど少子化が進んでいる。
これらの国々(合計特殊出生率が1.3を切った国々)を超少子化国と呼ぶ。
一方、北欧やアメリカなどの英語圏、フランス語圏など、少子化が比較的穏やかな先進国を緩少子化国と呼ぶ。
家族を大切にする国々で子供が産まれず、逆に、そうでもない国々では比較的ちゃんと産まれているというのは、非常に皮肉なことだ。
つまり、「de factoな子供」が認められない社会で、人口が急減していくのである。
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by epokhe | 2006-01-29 23:02

魚喃キリコ

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以前、少しだけ魚喃キリコのことを書いた。
昨日、たまたま、初めて魚喃キリコ本人を見て感動だった(TVで)。
オシャレで結構キレイでスラッとしている。
素敵女史だった。
インタビューなどはこちらのサイトをご覧下さい。
久しぶりに漫画でも読みたくなった。
安彦麻理絵(←魚喃キリコとも仲良し)の本人実物も興味あるので見てみたいなー。
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by epokhe | 2006-01-28 21:52

映画『ギミー・ヘブン』

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『ギミー・ヘブン』鑑賞。
「共感覚」というものを持った人物を題材とした映画。

観ているうちに、不思議な感覚を覚えた。
安藤政信がカワイかった。
鳥肌実が傑作でインパクト大。
小島聖はもうちょっと何とかならんもんかねー。
注目の宮崎あおいや松田龍平も出ている。
江口洋介は年を取るほどいい味が出る人だと思った。



【監督】
松浦徹

【出演】
江口洋介(葉山新介)
安藤政信(野原貴史)
宮崎あおい(路木麻里)
小島聖(唐木不由子)
鳥肌実(紺野惣一郎)
小木茂光(滑川宏一)
北見敏之(柘植琢郎)
石田ゆり子(柴田亜季)
松田龍平(帆村薫)

【音楽】
nido
(nidoは、Dragon Ashの古谷健志・スケボーキングの上杉俊佑・映像クリエイターの吉川寛・俳優でありサックス奏者でもある武田真治によって2003年結成されたバンド形式のプロジェクト・ユニット。)
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by epokhe | 2006-01-28 00:06

origin

世の中のシナリオをつくっているのはどこなのか。
結局、根本はJewishに収斂されるという事実は、とても哀しいことだ。
そして、とても恐ろしいことだ。
世の人々の「上」で、シナリオがつくられて、世の人々が乗せられているのは、酷い事実だと思う。
ボロい商売をしている「上」の人が、時々少し憎くなる。
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by epokhe | 2006-01-26 21:01

映画『銀色の髪のアギト』

時間の都合で、『銀色の髪のアギト』を視た。

頭をリセットして、新しい世界観を吸収するにはちょうどいい映画だった。
心が広くなった。
私が日常で処理しているのはとっても細かい些細なことなんだ、とスッキリした。

今の最新アニメーション技術はすごいなー。
この映画内容は、「もののけ」とか「ラピュタ」とか今までの大作アニメ映画をコラージュして統合した感じだった。
技術的には今のところトップなのかな。
それと、音楽が独特で耳に残り効果的だった。
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by epokhe | 2006-01-24 23:11

理念と呆然

日本は資本主義から降りる覚悟ができているのだろうか。
グローバル資本主義の主流の経営手法(特にアメリカで)そのものをバッシングする風潮は、市場主義経済を否定しているように思える。
行政と議会の怠慢の方に目を向けたら、少しは未来は明るいのに。
日本は一体どこに向かおうとしているのだろう。
今の日本にとって、目指すべき姿とは果たして何なのだろう。
こっちに行けばこっちを叩き、あっちに行けばあっちを叩き、一体全体何がしたいのか皆目判らない。
機械打ち壊し運動と同じ結果にならないといいけど。
「資本主義バンザイ」の流れを否定し、今の日本は格差社会だと叫び、ではそれ以外に一体どうしたいのだろう。
下流社会と上流社会に二極化されて、格差が拡大していると言うけれど、では格差を全くなくして「平等」な共産主義にでもしたいのだろうか。
格差をゼロにしないにしても、適正な格差とはどの程度なのか。
適正格差を根拠をもって明示できるのだろうか。
差のないことを目指した体制は不幸な悪だったという事実は、歴史が証明している。
今回の一連の流れで、私は「オッサンのもがき」を見た気がした。
「少年 VS オッサン」の図式が思い浮かんだ。
ここで言うオッサンとは、団塊の世代より後世のオッサンである。
団塊の方々は、意外と先を見ている聡明で浪漫もある人間が多いので、問題はそれより若いオッサンだ。
オッサンにより、少年達はどんどん暗くなっていく。

それと補足だが、「ホリエモンをスーフリ和田の隣りの独居房に入れろ!」というのが今回の捜査中の合言葉だったそうだ。
本当にオッサンには呆れてしまう。
現実がこうだということに、私はあっけにとられる。
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by epokhe | 2006-01-24 15:04

カネより悪いもの

東京地検特捜部は、政治問題を取り扱うところである。
歴史的にも、悪い意味でエポック・メイキングな時態を造りだし、政局を左右してきた。
このことを念頭に置かねばならない。
この点に関して、筑紫哲也はきちんと政治的な部分に焦点を当てていて頷ける。
ライブドアの件は、国家意志・国策が絡んだ問題である。
そして、そこへの導引を垂れたのは、このピンポイント的スピードを考えると、恐らく内部の人間ではないだろうか。
ライブドアには約2500人の従業員がいる。
この2500人全員が、堀江さんサイドの考えで彼と直接接触を持っているわけではない。
何か謀略を目論んで、ライブドア内部に入り込んでいる人間も勿論いるだろう。
例えば、ポータルサイト内のニュースでは、まるで仕返しか怨恨の結晶のように、ボスの記事が素早く書かれている。
極端な政治的宗教的思想を持った人間らが、狡猾にハメたのだろう。
日本は未だに、「カネは汚い」「金儲けは悪いことだ」という思想が社会にも文化にも根強くへばりついているが、一番汚いのは政治の世界だと思う。
法律違反を語るなら、もっともっと警察は動いて、違反者をどんどんパクるのが筋である。
「同様の手口をとる企業は他にもあるがライブドアはその規模が極端だ」と専門家は言うけれど、合法か違法かは、程度の問題ではない。
例えば、証券取引法違反や粉飾決算をしているところを洗い出さないのなら、この事件が「特別」政治的なものだと肯定しているようなものである。
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by epokhe | 2006-01-23 22:53

舞台女優/欲求に基づく人格

友達の舞台を観てきた。
場所は新宿御苑前。
彼女とは帰国後初めて会って本当に久しぶりだったけれど、不思議なことにお互いの関係は少女の時と少しも変わらない。
昔を知っている友人というのは、とても貴重だと思う。
それにしても、彼女がこういう道に進むとは。
生き生きしていて、すごく楽しい生き方だと感じた。

それと、今回の舞台で1つ考えさせられたのは「子役」である。
ストーリーの中で割と重要な役を果たしたのが、ある子役の女の子だった。
子役といっても幼児ではなく小学校高学年女子である。
この子が、もう本当に凄いのだ。
プロフェッショナルだった。
とても可愛く利発的な小顔で、細くて脚が長くてスタイルが良く、歌やダンスも抜群。
完全に「見られる自分」というのを意識しているプロである。
堂々としていて、自分にスポットライトが当たると、瞳も顔も体も、全身が輝く。
色っぽくて羨ましく思ったほどだ。
私は前から不思議だった。
何が不思議だったかというと、この子のように、小さいうちからここまで「目立ちたい」という自己顕示欲が発達した子の背景には何があるかということがずっと不思議だった。
こんなに小さいのに、他者に向けた自我がこれほど発達して、それを惜しげもなく披露できる技術というか才能というものは、何に起因するのだろう。
親だろうか。
ほんとに幼少のうちから、親がこういう世界に意図的に馴染ませるからだろうか。
私はこのような現象をとても興味深く思っている。
ある人間の根本的な性格や人格は、親がどこまで関与しているのだろう。
非常に問題意識があるので、私が子供を持ったら試しにそんなふうに育ててみてもいいなーと思った。
面白い。
親の自己満足で生まれた、世界中の全ての子供達が、それぞれあたかも独自のように人格を形成していくのは大変面白いことである。
何だかよく分からないところが人間の面白味でもある。

おっと、舞台の話から別の話に発展してしまったが、そんなことを思わせてくれた今日の舞台だった。
私の友達も、今回の公演が終わってちょっと一息つけると思うので、近いうちにゆっくりと会う予定である。
彼女のいる世界のことを色々と聞きたい。
ここのところ生きた心地のしない日々が続いていたので、久しぶりに潤った気がした。
ありがとう。
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by epokhe | 2006-01-22 22:30
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