試論Records

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映画『それでもボクはやってない』

“この映画の主役はどの役者でもありません。
 「裁判」です。
 日本の刑事裁判そのものです。”

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映画『それでもボクはやってない』特別完成報告会に出向いた。
周防正行監督は知的で素敵な人である。
会場は、周防監督が何年もかけて行ってきたインタビューに協力した多数の関係者・弁護士等で埋めつくされていた。
裁判というのは、「とりあえず」収集された証拠と思われるものから、「とりあえず」有罪か無罪か決めるだけのものに過ぎない。
裁判で真実が明かされるとは限らない。
真実は裁判の中にあるものではない。
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by epokhe | 2006-11-27 23:32

ヒカリの万華鏡

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by epokhe | 2006-11-23 00:51

体育未履修問題と保健体育教科書問題

私の夜の副業は家庭教師である。
主要5教科(英・数・国・理・社)全てを教えている。
さらに、期末考査前の時期は、主要5教科に加えて実技科目(美術・音楽・保健体育・技術家庭)も教えている。
こうやって書き上げてみると、何だか私は「何でもマン」のようだが、そんなこともなく、ごくごく普通の人間である。

世界史未履修問題が話題となったが、進学校は、それに加えて「体育」の授業が足りていないのではないだろうか。
体育の単位など気にしたこともなかったので、定かでないことをとやかく言えないが…。
また、私の場合は中学生の頃からジムに通っていたので別に構わないが、中高生にとって体育の授業だけでの運動だと、「運動量」としても確実に足りない。

家庭教師をしていることで、現在の保健体育の教科書(学研)を目にする機会があった。
私自身は中学の時も高校の時も、保健体育の教科書というものをまともに読んだことがなかったように思う。
さて、その中に以下の記述があった。

“性は本来、愛に結びついた人間的なものです。”

…さっぱり解らない。
そもそも、「性」というのは何を意味しているのだろう?
sex(生物学的性別)のことなのかgender(社会的性別)のことなのかsexuality(性的かかわり行為)のことなのか、全く解らない。
そして、その「性」に“本来”という言葉が続くので、ますます解らない。
性に本来もクソもあるというのか。
この「性」という日本語は本当にややこしい。
「男性」「女性」の「性」もそうだし、「精神性」のように「○○的なもの」という意味の「性」もあり、「男性らしさ」「女性らしさ」を「男性性」「女性性」などと言ったりすることもあるから、もうたまったものではない。
教科書などの教育的な書物では、sexuality(性的かかわり行為)のことを「性」という言葉で片付けようとして、結局何を指しているのか曖昧である。
さらに、「愛」「人間的なもの」といういいかげんな表現も誤解を招くだろうし、おっさん(或いはオネイチャン)らの現実を見抜いている現代っ子の生徒達には机上の空論だろう。
これ以外にも、保健体育の教科書には、案外とイデオロギッシュな表現が多用されており、また、ある一方から見た偏見的な記述が目立つ。
とってつけたように優等生的で、どうしようもなく作為的な文章・図表のオンパレードと言って良い。
以上は、別に保健体育教科書に限った話ではなく、歴史教科書に限った話でもなく、全ての教科書に共通することである。
昭和生まれの私自身が使用した教科書と、平成生まれの少年少女らが現在使用している教科書は、見た目も中身もこっそりと変遷を遂げているのだ。
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by epokhe | 2006-11-23 00:47

自分の位置とブログの位置

この『試論Records』は、「試論」として、また「Records」として、私には役に立っている。
2年前と比較して、私は冗長な文章が書けなくなっていることが分かる。
勿論、仕事等で、別の場所では全く趣の異なったものを書いており、そちらはこのような散文ではなく、きちんと人に見せられるようなまとまったものを書いているのだが、リサーチ結果や報告書といった種類のものを書く場合、必ずデータ(要件を満たすデータ)という明確な根拠が求められ、そのデータを的確な統計手法で解析して初めて、他人を説得できるような結論を導き出す。
私が普段やっていることは、まさしくこの"social science research"の類であり、適切なモデルを作り上げるまでの作業は、実際の所ほぼ「数字」との闘いである。
少し前までは、これが若干苦手だった。
苦手だったというより、「自分にはセンスがない」と引け目を感じていた時期があった。
しかし、最近私は、このモデリング作業を非常に面白く感じていて、多少は自信が出てきた。
自らの仮説が、多変量解析をして鮮やかにパッと証明される様は、もはや「美」の世界で、優れたモデルは多くのケースを含んでいながらも本当にシンプルで美しい。
良いモデルを作ることができると、とても心強い。

思ったままを只書き連ねると、「読み物としては面白いけど、それだけだと単なる"SF"だ」と吐き捨てられてしまう世界にいる私にとっては、この『試論Records』という場所は、とっても気楽だ。
そういう意味では、『試論Records』は"SF"あるいは“空想論”に過ぎないのであろう。
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by epokhe | 2006-11-21 01:54

あなたは一体いつ死ぬつもりなのか?

いじめだの自殺だのいじめによる自殺だの、軽い言葉が飛び交う腐乱したマスメディアには、心底うんざりで、特に言いたいこともないが、一つだけ言うとすれば、あまりにも下品だということ。
教養を下さい。

自殺については、いじめが自殺を引き起こすというより、いじめによる精神障害が自殺を引き起こす。
いじめに遭っても精神障害に至らなければ人は自殺しない。
躁鬱病鬱状態にある人間は、本当に死にたがる。
「頑張って」と言われただけで死にたがる。
いじめ防止対策などという、知恵のない無謀な対策はやめて、いじめから精神障害に陥る人間を減らせばいいのである。
いじめの定義にもよるが、この世に「いじめ」に縁のない人間などいるのだろうか?
人間関係に「摩擦」や「衝突」はあって然るべきで、それを乗り越えるなり逃げるなり踏み潰すなりすれば良いのだ。

世の大人は、生きる理由を子どもに教えることができない。
いずれ死ぬのに何故生きるのか、説明することができない。
説明を求めたところでトートロジーな答えしか返ってこないことを知っている子ども達は、もはや質問すらしなくなる。
死なないでいる理由を論理的に話すことのできる人は、一体どれほどいるのだろう。
このような哲学に自信のない人、自らの死生観にもう少し膨らみが欲しい人は、差し当たり以下の書を読んでみては如何だろうか。

鷲田清一 2002 『死なないでいる理由』 小学館
鷲田清一 2004 『教養としての「死」を考える』 洋泉社新書
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by epokhe | 2006-11-18 00:16

映画『you're my sunshine』

“縁起悪いわ”
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映画『ユア・マイ・サンシャイン』鑑賞。
タイトルはベタだが、わりと涙を誘う映画。
HIVというのは、人間独特の宿命的なウイルスだと思うし、ネガティヴにもポジティヴにも創り上げることのできる観念だと思う。
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by epokhe | 2006-11-14 23:51

Winter Illumination

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先週末から、後楽園(LaQua)で「ウィンター・イルミネーション」が始まった。
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冬は、空気が冷たく澄んでいるので、灯りが際立って更に綺麗に見える。
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by epokhe | 2006-11-11 01:13

昼間マン

小学生A:“あのさあ。 オヤジってナゾじゃねえ?”
小学生B:“はあ?”
小学生A:“どっかいくじゃん。”
小学生C:“会社だろ。”
小学生A:“そうだけど。
       昼間のオヤジってほんとにいるの? とか思っちゃうんだよね。”
小学生B:“はー?”
小学生C:“ほー? おまえ それってシュールだよ。”
小学生A:“はー?”
小学生B:“それを言うならオレらも一緒じゃん。
       だれも昼間のオレたち知らないじゃん。 おフクロも。”
小学生C:“うちは店屋だから知ってるよ。 昼間のオヤジ。”
小学生A:“つーか つーか。
       もしかしてオヤジ 犯罪組織の一員だったりしてとか思わない?”
小学生C:“思わねーよ。”
小学生B:“はー? でも そうだったらけっこー笑える。 楽しめる。”
小学生A:“だろだろ?
       もしそうだったらさ サラリーマンよりはちゃんと仕事してそだよな。
       ぷぷ。”
小学生C:“ぷぷぷ。 でもさ んなわけねーじゃん。”
小学生A:“わっかんねーよ。 今度こっそり後つけてみようぜ。”
小学生B:“どっかでいきなり消えたりしてな。 ぷぷぷ。”


nuit先生『いぬマン』へのhommageのようなもの
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by epokhe | 2006-11-11 01:04

ブログという分散

私がブログを始める前から、既にこんなことを言っている人がいた↓
オタクって凄いなー↓

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(引用元:http://zerobase.jp/blog/entry-40.html)
タイトル:『ブログの終焉:集中(検索エンジン)と分散(ブログ)の相補関係の進化
2004年2月12日13時16分
ブログは終わりつつあります。

技術的進歩が大方のユーザのニーズを超えて進んでいます。もはや過剰(オーバースペック)。当然のように、より単純、簡単、安価な破壊的技術(disruptive technology)が生まれるでしょう。

この種の議論では、「時間軸」と「終わった状態の定義」が重要です。よくある「もう終わった」「まだこれから」の議論は、時間軸が抜け落ちていると意味がありません。年単位の時間感覚で考える必要があります(ネットの世界では想像が難しいほど長い時間)。私の感覚では2003年春ごろから身の回りにブロガーが増えてきて、いまのブームがあります。破壊的技術も同じようなスピードで普及するとすれば(※この過程の妥当性も議論の焦点)、2005年後半です。破壊的技術の普及率が、ブログにおける2003年春相当になる時期が2005年後半と見ています。

なお「普及率」の定量化が難しいので定性的に表現します。2003年春の時点でブログのASPサービスはほとんどありませんでした。しかし業界の先進的企業が目を付けて水面下で準備を進めていました。それくらいのプレゼンスがあるという「普及率」です。

なお「終わった状態の定義」については「もはや当たり前になってしまったのでブログという言葉を使わなくなる」としておきます。感覚的なものですが。例えば、ほとんどの毎日更新サイトでトラックバック機能が実装されると、もはや何がブログで何がブログ「ではない」のか分からない状態になりますね。「終わった」というより、「普及しきった」のほうが適切な表現かもしれない。いずれにせよブームが「終わった」状態です。
※トラックバックに注目するのは、ブログの最重要技術(ネット全体に与えるインパクト)が「トラックバック」だと思っていますので。

いまブームだからとブログに没頭していると、次なる波を仕掛けることはできません。波に乗る消費者側にいたいか、波を仕掛ける提供者側にいたいか。べつに優劣があるわけでもありません。ただ、わたしは提供者であることを仕事としているので、すでにブログの「次」に興味が移っています。

このへんの根本的な考え方は「後悔極小化思考」(regret minimizing framework)に通じるものがあります。いまブログに没頭していて、次なる技術が出てきたとしたら、「あぁ、俺はなんで気づかなかったんだ!俺はバカだ!」と後悔するに決まってます。て、私が、ということです。あなたが後悔する人かどうかは知りません。

まあ、それはともかく、集中(検索エンジン)と分散(ブログ)の相補関係についての話題に移ります。

ウェブは巨大な辞書です。こう考えて見ましょう。

検索エンジンはウェブの全情報への索引(index)であり、リンクは個々の情報間の参照関係(reference)。そのなかでも相互の結びつきが強いサイト群としてブログという種類のサイト群が存在します。

説明のため、「ウェブで情報を探す」ことを、「辞書をひく」ことに例えてみます。すると、検索エンジンを使うのは、索引からひくことに近いです。探す情報の検討がついている場合です。そこで検索エンジンからアクセスしたサイトがブログだったとします。そこには、ほかのブログへのリンクがあることでしょう。リンクの形態は、文中のリンク、トラックバック、コメントなど、さまざま。それを辿っていくことで、その(探している)トピックのコンテクスト(社会的な文脈;語られ方)があぶりだされてきます。これは、辞書で「refer(参照)」と指定されている語句を次々に辿って読むのと似ています。関連語辞書(というのがあります)やコーパスというアイデアにも似ています。

ここでのポイントは、辞書の索引、語句、参照などは、すべて一つの辞書の中で完結している、ということです。一方、検索エンジンが索引(indexing)しているサイトは、検索エンジンの中にはありません。すべて外部のサイトです。それが大きな違いです。

その視点でブログの役割を考えると、世界中の人たち(ブログする人=ブロガー)がウェブという辞書のいくつかの語句の維持管理(メンテナンス)を担当しているようなものです。

ブログと非ブログを比べれば、ブログのほうが、相互の結びつきが強い。ウェブを辞書として見るならば、よくできた辞書といえます。
(後略)
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(引用元:http://zerobase.jp/blog/entry-39.html)
タイトル:『もう「ブログ」って言うのは止めないと
2004年2月12日18時44分
もう「ブログ」って言葉を使うのやめましょう。お客さん(エンドユーザ)に対しては。だいたい、響きがダサイしキモイっしょ。「ブログ」って。

この文章はブログサービス提供者に向けて書いたものです。ちなみに。

◆まずブロガーはオタクという前提からはじめよう

オタク層(自分でそう思っていない人も含めて)に対して「ブログサービスはじめました!」なら結構ですよ。高機能を競ってください。

ちなみに、ほとんどのブロガーは「オタク」だと思います。世間一般の目から見れば。ブログしてるような人は麻痺してる場合がありますけれども、「毎日2時間以上ネットにつながってる」というと「オタク」と認識してくれる人々がまだまだたくさんいるのは事実です。
※このさいオタクの厳密な定義とか「おれは仕事にしか使ってない」とかどうでもいいです。関係ないです。ネット使ってない人には分からないですから。

でも、フツー層に対しては「ブログ」という言葉を使わずに売り込んだほうがいいですよ。

分からない言葉は少ないほうがいいです。
(後略)
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by epokhe | 2006-11-06 23:18

世界の脅威は誰か?

British believe Bush is more dangerous than Kim Jong-il

Julian Glover
Friday November 3, 2006
The Guardian

America is now seen as a threat to world peace by its closest neighbours and allies, according to an international survey of public opinion published today that reveals just how far the country's reputation has fallen among former supporters since the invasion of Iraq.
Carried out as US voters prepare to go to the polls next week in an election dominated by the war, the research also shows that British voters see George Bush as a greater danger to world peace than either the North Korean leader, Kim Jong-il, or the Iranian president, Mahmoud Ahmadinejad. Both countries were once cited by the US president as part of an "axis of evil", but it is Mr Bush who now alarms voters in countries with traditionally strong links to the US.

The survey has been carried out by the Guardian in Britain and leading newspapers in Israel (Haaretz), Canada (La Presse and Toronto Star) and Mexico (Reforma), using professional local opinion polling in each country.
It exposes high levels of distrust. In Britain, 69% of those questioned say they believe US policy has made the world less safe since 2001, with only 7% thinking action in Iraq and Afghanistan has increased global security.

The finding is mirrored in America's immediate northern and southern neighbours, Canada and Mexico, with 62% of Canadians and 57% of Mexicans saying the world has become more dangerous because of US policy.

Even in Israel, which has long looked to America to guarantee national security, support for the US has slipped.

Only one in four Israeli voters say that Mr Bush has made the world safer, outweighed by the number who think he has added to the risk of international conflict, 36% to 25%. A further 30% say that at best he has made no difference.

Voters in three of the four countries surveyed also overwhelmingly reject the decision to invade Iraq, with only Israeli voters in favour, 59% to 34% against. Opinion against the war has hardened strongly since a similar survey before the US presidential election in 2004.

In Britain 71% of voters now say the invasion was unjustified, a view shared by 89% of Mexicans and 73% of Canadians. Canada is a Nato member whose troops are in action in Afghanistan. Neither do voters think America has helped advance democracy in developing countries, one of the justifications for deposing Saddam Hussein. Only 11% of Britons and 28% of Israelis think that has happened.

As a result, Mr Bush is ranked with some of his bitterest enemies as a cause of global anxiety. He is outranked by Osama bin Laden in all four countries, but runs the al-Qaida leader close in the eyes of UK voters: 87% think the al-Qaida leader is a great or moderate danger to peace, compared with 75% who think this of Mr Bush.

The US leader and close ally of Tony Blair is seen in Britain as a more dangerous man than the president of Iran (62% think he is a danger), the North Korean leader (69%) and the leader of Hizbullah, Hassan Nasrallah (65%).

Only 10% of British voters think that Mr Bush poses no danger at all. Israeli voters remain much more trusting of him, with 23% thinking he represents a serious danger and 61% thinking he does not.

Contrary to the usual expectation, older voters in Britain are slightly more hostile to the Iraq war than younger ones. Voters under 35 are also more trusting of Mr Bush, with hostility strongest among people aged 35-65.

· ICM interviewed a random sample of 1,010 adults by telephone from October 27-30. Interviews were conducted across the country and the results have been weighted to the profile of all adults. Polling was by phone in Canada (sample 1,007), Israel (1,078) and Mexico (1,010)
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by epokhe | 2006-11-04 19:16
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