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映画『幸せのちから』

“よっぽど良いズボンを穿いていたのだろう、と思います。”
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映画『幸せのちから』鑑賞。
父子(父親のウィル・スミスと息子のジェイデン・スミス)が、とても良かった。
クリスが、internship(見習い)の最終日に正社員起用を告げられ、噛みしめるシーンは、小刻みな震撼を覚えるほどだった。
クリスのように、貧困から這い上がった人間こそ、このような仕事をするに相応しいのだと確信した。
お坊ちゃんやお譲ちゃんが、暇潰しにするような仕事ではないのだ。

ところで、この映画では、勝ち組の代表としてinvestment bankが登場するが、一般の日本人観客はこの業界や状況を把握できているのだろうか。
映画内では、ディーン・ウィッターで見習い中のクリスが「モルガン・スタンレーより優れた運用をします。」とセールスしていたが、「モルスタとウィッターは後々合併することになるのになぁ。」と思いつつ、私は観ていた。
現在のモルガン・スタンレーは、1997年にリテール証券のディーン・ウィッターと法人向けの名門モルガン・スタンレーが合併してできた。
その後旧モルガン・スタンレーサイドのジョン・マック氏が退社し、パーセル氏が残ったことからディーン・ウィッター主導の合併だったと言われている。
この辺りを知っているとまた別の観点から面白い映画だと思う。

モルスタと言えば、妻に殺害されてバラバラにされた後、新宿区と渋谷区に遺棄された三橋祐輔さんも、モルスタ社員だった。
現在、日本では、三日に一人、夫が妻に殺されている現状がある。
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by epokhe | 2007-02-10 23:57

芸術、哲学、科学の総合に向かい、その実践を推し進める創造家???

「二〇・六世紀の真っ赤にのぼせあがった地球に登場して
 我々が虐殺をまぬがれる唯一の手段は殺戮者にまわることだ。」


というのは1960年代の日本のネオダダ芸術のスローガンである。

ネオ・ダダとは、抽象表現主義が隆盛を誇った1950年代末、欧米で起こった表現主義的芸術活動である。
ロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズが日常的、具体的なものを作品に採り入れた。
20世紀初頭に起こった“既成概念の否定”を主題とする反芸術運動「ダダ(イズム)」の再来という意味合いを込めて「ネオ・ダダ」と呼ばれる。

日本でもこの影響を受け、1960年に吉村益信、篠原有司男、赤瀬川原平、荒川修作らによって「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」が結成された。
東京都美術館爆破計画が練られるなど、アナーキズムに満ちた活動を展開するが、1年未満で終焉を迎える。

赤瀬川原平は先見日記(Insight Diaries)で水曜日を担当している。

また、荒川修作関連では、2007年3月に三鷹天命反転住宅で目黒区美術館「からだのワークショップ3」が開催される。
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by epokhe | 2007-02-05 16:14

天気の番人

綿毛の化物のような仔猫時代から、
ピートはきわめて単純明快な哲学を編みだしていた。
住居と食と天気の世話はぼく任せ、
それ以外の一切は自分持ちという哲学である。
だがその中でも、天気は特にぼくの責任だった。


ロバート・A・ハインライン 『夏への扉』 (ハヤカワ文庫)


ハインラインはSFじゃないよ。
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by epokhe | 2007-02-02 23:56

岡崎京子『秋の日は釣瓶落とし』

“満さん 体は大丈夫ですか?
 まだあのように忙しいですか?
 あの忙しさは何ですか?
 何でああも忙しくなければならなかったのでしょう?”

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『週刊漫画アクション』で発表された、知られざる名作「秋の日は釣瓶落とし」全3話ほか、初期のオールカラー短編3作品が収録されている。

岡崎京子は永遠です。
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by epokhe | 2007-02-01 22:02
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