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男性の口説き方の違い

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韓国人の作家、呉 善花(お そんふぁ)さんの視角(以下)に触れて、
東アジア儒教圏でも相違点があるな、と思った。

男の人が女の人を誘う時の様子が、韓国と日本では全然違う。
男性が女性を誘う時、自分のいい所を女性にアピールしたいということは、世界中のどこの男性であっても共通していると思う。
韓国の男性も、自分のいい所を積極的に女性に売り込む。
とにかく自分の完璧さをアピールしようとする。
ところが、日本の男性はその売り込み方が違う。
自分の欠けているものをアピールしようとする。
例えば、こんなことに自信がないとか、いやあ彼女に振られてしまってとか。
韓国では、たとえ自分が振られたことがあったとしても、自己アピールする時は、絶対振られたという言い方はしない。
振られたということは、いかにその人に欠けたところがあるかということになるわけだから。
それが、日本の男性は好感を持った女性に、自分の足りない部分をちらっ、ちらっと見せようとする。
もちろん、どこかで自分の重要さも見せようとするが。
それが、みじめに見えて、不思議でしょうがなかったので、日本の女性に聞いてみた。
そしたら、韓国の男性のようなアピールの仕方はきつすぎる、あんまり完璧な男性は強すぎるし、入り込む余地がないと。
隙間があるほうが、いいじゃないかと、みんな言う。
ショックだった。
それと、もう一点。
韓国では、男性は気に入った女性がいたら、とにかく積極的に誘う。
例えば、道で見かけていいなと思ったら、乗り換えをしてでもその女性の家までついていったりする。
女性はたとえ気に入った男性であっても、ずっと断り続ける。
断るところに、女性の価値がある。
女性は、相手をけなしたりして強く拒絶するし、男性は卑屈なくらい言い寄り続ける。
韓国のことわざに、「10回たたいて折れない木はない」というのがある。
10回たたいていれば、どんなに気の強い女でも自分の女になりますよと。

by epokhe | 2004-10-21 23:31
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